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2019-04-10

特別講座 2019.4.13(土)瞑想における三昧について 金菱哲宏師 

この会は、昨年12月8日に行った金菱先生の「煩悩と三昧と『わたし』」の続きに当たるものです。4月13日には、 三昧(ざんまい・修行をすることで生じる集中状態) について詳しいお話をいただきました。

前回(昨年12月)には、煩悩のお話をしていただきました。今回はその復習として「サンスカーラ」(潜在印象)「バーサナー」(習気・薫習)「業」(カルマ)の3つの性質と、それぞれが我々にどのような影響を及ぼすのかについて再確認をしました。次に当日の主題である「三昧」についてのお話に入りましたが『ヨーガ・スートラ』に書かれている4段階の三昧に関してご解説をいただきました。我々の普段のものの見方が、三昧と言われる状態でどのように変化するか、最終段階の「妙智が生じた状態」においては「サンスカーラ」「バーサナー」「業」の3つの作用はどうなるのか、金菱先生より、行者としての視点を交えてのお話を賜りました。

金菱哲宏(かなびし あきひろ)師プロフィール

1981年生まれ。現在京都大学、大阪大学ほかで非常勤講師を勤める。

16歳の頃よりヨーガを学びはじめ、ヨーガの哲学と実践(座法、呼吸法、瞑想)の両方を長年にわたって実習してきた経験から、学問的知識ではなく「日常生活にいかすことのできるヨーガの智慧」について、日本各地で講話を行っている。

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