古代中国の神秘主義的人体論
2024.5.25(土)18:30~20:30 1名2,500円(学生2,000円)
zoom+対面のハイブリッド講座、アーカイブ受講もできます(6/20まで)対面会場は仏教サロン京都事務局(阪急京都線 神宮丸太町駅徒歩4分)です。
昨年のWEB講義では古代中国の五行説にもとづく人体論と、それをもとにした天台大師智顗の『天台小止観』の病患章を概観しました。 道家思想の気一元論からどのように五行的人体論が展開するのかを述べましたが、根源的な心身論は深く掘り下げることはしませんでした。
今回は、中国医学の原典である『霊枢』の本神論篇を取り上げます。本神論篇は、道家の気一元論思想によって展開される天人地(三才思想)の観点から、心と体がどのように生じ、心の病いと肉体の病がどのように関係していくのかが述べられています。ここで述べられている理論は、後に道教や仏教に取り入れられ、人体を意識的にコントロールするための理論に発展していき、修行で起きる障礙としての禅病の対治法にも用いられるようになりました。 この章を正確に理解するには古代中国の神秘哲学的視点で読むことが重要になってきます。ところが二十世紀以降、科学や唯物論の影響が強くなって、古典で展開されている神秘主義的視点を排除しようとする衝動をもとに語られてきました。
今回の講義ではそのような視点を脱し、古代中国の神秘哲学的な視点にもどって読むとどう読めるのかを考えていきたいと思います。 昨年の講義の続きのような体裁を取っていますが、前回のおさらいから始めますので、前回に参加されていない方も大丈夫なようにいたします。
オンライン・対面のハイブリッド。オンライン35名、対面は8名までです。
見逃し配信(アーカイブ)あり、6月20日まで視聴ができます。講義の録画は、対面会場(阪急京都線 神宮丸太町駅徒歩4分)への来場者にも送ります。
受講料:1名2,500円円(学生2,000円)
講師:鹿島洋志(かしま ひろし)師 (鍼灸師・仏教サロン京都オブザーバー)
大谷大学仏教学科卒業(インド学専攻) 行岡鍼灸専門学校卒業(鍼灸師・按摩マッサージ指圧師) 中国古流派の宗家から古流の中国医学を学ぶ。 2000年に大阪天満宮にて鍼灸治療院を開業、臨床歴30年。
メールでお申し込みください。締め切りは講座の前日、5月24日(金)の20時までとさせていただきます。メールに「古代中国講座 受講希望」とタイトルをつけて 1)お名前 2)対面会場に来場希望かオンライン受講か書いてください。3)学生の方はそう書いてください(割引対象です、ただし申し込み受付以降、学生証以外で証明するものの写真が必要になります) 4)携帯のお電話番号 5)連絡先メールアドレス をご記入し、メール送信してください。
折り返し、仏教サロン京都よりお振込み等のご案内を送ります。開講直前にお申し込みの方は、後払いで結構です。
受付メールアドレス tennyodo※ac.auone-net.jp(仏教サロン京都)※を@に変えてください。
問い合わせ先:080-5641-1076 加藤(毎日21時まで)