講師: 川村悠人氏(東京大学 東洋文化研究所准教授)
2026年11月21日(土)14時~16時
2,300円 ※Zoomのみ50名まで(12/27まで録画受講可)

古代インドでは、言葉は単なる意思伝達の手段ではなく、現実を左右する力をもつと考えられていた。祭式で正しく唱えられた詩歌は霊力・実現力を帯び、神々さえも動かす。「言葉がその内容を実現する」という思想は、古代インド叙事詩に多く見られる呪詛にも受け継がれている。
本講座では古代インドの呪法集アタルヴァヴェーダや大叙事詩マハーバーラタといった南アジア古典文献をもとに、呪詛は誰が発することができ、どのような条件で発動・実現するのかを考える。苦行による熱力と怒りの関係、呪詛の取消不能性や呪詛の重ねがけ、呪言による呪詛の緩和や解呪の方法など、古代インドの呪いの体系を具体例とともに読み解く。
後半部では、呪文や呪詛がどのような言語形式によって呪力を高めているかに着目し、「呪いの言葉」が日常言語とどのように異なるのかを考察する。
講師 川村悠人 (かわむら ゆうと)氏

1986年生まれ。古代・中世インドの言語論、詩と美学、神話を研究している。現在、東京大学東洋文化研究所・准教授。著書に、『バッティの美文詩研究——サンスクリット宮廷文学とパーニニ文法学』(法藏館)、The kāraka Theory Embodied in the Rāma Story: A Sanskrit Textbook in Medieval India, D.K. Printworld,『神の名の語源学』(溪水社)、『ことばと呪力——ヴェーダ神話を解く』(晶文社)、『パーニニ文法学講義』(臨川書店)、『ソシュールとインド——構造主義の源流を求めて』(人文書院)がある。
●本講座は3年間にわたり古代インドの呪詛世界をひもといていくシリーズの第1回目です。zoomのみですが、録画受講も可能です(12/27まで視聴可)
●お申し込みはメールに「インドの呪詛(じゅそ)講座 受講希望」とタイトルをつけて1)お名前 2)携帯番号 3)連絡先メールアドレスをお書きください。折り返しご案内を送ります。
tennyodo※ac.auone-net.jp(仏教サロン京都)※を@に変えてください
締め切り11月19日(木)
080-5641-1076 加藤 (毎日21時まで問合せ受付)