特別講座 2019.8.4(日) サンスクリット語 会話入門 髙橋健二先生
8月4日は、キッチンNagomiさんで髙橋健二先生の「サンスクリット語 会話入門」を行いました。おかげさまで13名の参加者がありました。満員でした。
先生は昨日、イタリアからご帰国されたばかりでしたが、初心者にもわかりやすい自作のレジュメをご持参くださいました。
今日はまず地域によるサンスクリットの発音の違いなどをお聞きしたあと、母音、子音の構造を教わりました。続いて発音の練習をし、基本的な文法(初歩の初歩)を習いながら二人一組で作文。これを2セット行ってから皆で順に発表して行きました。この時、初心者と思えないほど複雑な作文をされた方もおられました。皆さん楽しそうなご様子で、主催者としてありがたく幸せを感じました。
最後に、古代インドの偉大な作家、カーリダーサの作った、美しい詩(流れる雲に恋心を託す)をサンスクリット語で歌唱して終わりました。
質疑応答の時間にも皆様が熱心にご質問くださいました。サンスクリット関連講座はまた企画したいと思います。
髙橋健二先生、ご参加の皆様 ありがとうございました。
●日程:2019年8月4日(日)18時~20時
●会場:キッチンNagomi2F(JR山陰本線 梅小路京都西駅より徒歩5分)
●参加費:一般1名2,500円 学生1名2,000円
(当日現金払いのみ)
●講師紹介:髙橋健二先生 (ナポリ東洋大学 研究員。1月に「日本語の中のサンスクリット」をご講義下さいました)
京大インド古典学専修 博士課程修了後、今年の春からイタリアに移住されました。先生は京大ではじめは経済学部に籍を置かれていたそうですが、「心」のご研究をされたく、インド古典学に転部されたそうです。ご研究テーマは「南アジアにおける心」。『マハーバーラタ』にみられる議論の分析を通し、当時あったとされる「アディヤートマ哲学」の内容を掘り起こされています。今回は一時帰国の最中にご講義くださいました。