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2022-01-18

講座の録画URLと教材を販売いたします「敦煌壁画ぬり絵と絵解き解説」

2021年11月に行ったオンライン講座「敦煌壁画ぬり絵と絵解き解説」の録画URLと教材の販売を行います。お振込み確認後、教材は郵送、URLと講座レジュメはメールにて通知いたします。

録画は2本(11月19日実施分・11月26日実施分)です。本年4月30日まで御覧いただけます。教材はぬり絵台紙2枚(画用紙)色見本(画用紙)、参考資料(カラーコピー数枚)です。

講座の内容がたいへん充実しておりますので、西域の仏教美術にご関心のある方はぜひお求めください。なお受講の際には、24色程度の色鉛筆が必要です。(教材には含まれていません)

販売価格は3000円です。販売は8部。先着順で、なくなり次第終了いたします。

購入希望者はtennyodo※ac.auone-net.jp まで、メールをお送りください。(※を@に変えてください)

メールは「敦煌ぬり絵教材希望」とお書きいただき、貴方のお名前、郵便番号、ご住所、お電話番号を記入してください。折り返し、当会より御案内メールをお送りいたします。

録画内容①11月19日分

講座:「西魏時代の敦煌における仏教と道教の世界観の融合」ぬり絵:敦煌249窟天井画のうち、天と龍と阿修羅

録画内容②11月26日

講座:「天と地を繋ぐ軸:須弥山と崑崙山」 ぬり絵:敦煌249窟天井画のうち、須弥山/崑崙山と樹木・動物

【講師】(2本とも)

講演:檜山智美氏 京都大学白眉センター/人文科学研究所 特定助教

講師紹介 

ぬり絵指導:菱田眞如師 絵仏師

講師紹介

【内容紹介】

本講座では敦煌莫高窟第249窟の天井壁画(正面)を扱っていますが、講師の檜山先生によるとこの窟と285窟の2つが長い敦煌芸術の歴史の中でももっとも国際色豊かで、背景には洛陽から派遣された北魏皇族「元榮」の政治力の影響があるそうです。

11月19日の講座では第249窟開鑿の歴史背景の話をしていきます。ぬり絵をしていただく天井壁画(正面)に描かれた、巨大な山岳の前に立ちはだかる四眼・四臂の守護神は、仏教の阿修羅像と神仙思想や道教に登場する方相氏の習合的図像ではないかと言われています。檜山先生は、阿修羅説の理由、方相氏説の理由について丁寧にご解説くださいます。続いて菱田先生は、この守護神を阿修羅像と解釈する場合の、図像細部や典拠経典に関する解説を説かれます。また、我々が塗る色(壁画制作当時)と、現在壁画に残っている色との違いについて、さらに二龍に関しても、龍は虹と深い関係にあることや、それが漢字にも表わされていることなどを詳しくお話くださいました。

11月26日の講座では、19日の講座で解説した人物(阿修羅/方相氏)の後方にある山岳表現について考察をします。この山は中腹に二龍が巻き付いており、仏教世界の中心と言われる須弥山と、中国の神話世界において世界の中心に聳え立つとされた崑崙山の習合的図像だと考えられます。檜山先生は、文献や他地域の美術作例に見られる須弥山と崑崙山のそれぞれの特徴をご解説された上で、該当の壁画は仏教の石窟寺院に描かれたものといえども、当時の中国における墓葬美術の影響を大きく受けていること、またその背景に中国の神仙思想における昇天/昇仙の思想が関わっていることを指摘されました。続いて菱田先生は「起世経」の記述を元に、須弥山世界の詳しい解説を行ってくださいます。

両日とも、檜山先生・菱田先生が多くの美術資料を画面に出しながらお話をくださっており、学びやすい内容になっています。


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