ヨーガ歴30年にして研究者でもある金菱哲宏師の講座です。質疑応答の時間も充分とっています。アーカイブ視聴可能、7月29日までご覧いただけます。
6月27日(金)19:30~21:30
1名2,500円(学生1,500円)定員40名

輪廻という考え方が、インドの人々の間で最初から存在していたわけではありません。
人々が世界や自己の生命、魂とは何かについて深く思索していく中で、「死んでもまた新たな生を受けてこの世に生まれ戻ってくる」という輪廻の思想が生まれました。
この輪廻に深く関わるのが「業(カルマ)」の存在です。
業とは、この人生においてどのような行為をなすかという問題であり、その行為によって蓄積される潜在的な影響力を指します。
業と輪廻の思想の誕生は、単なる一つの生命観が南アジアに現れたということにとどまりません。
輪廻思想の誕生とは、インドのすべての宗教にとって、信仰や修行において克服すべき対象が明確になったことを意味します。
どの宗教・宗派においても、この業と輪廻の克服ということを中心に、修行や哲学体系が形成・組織されていくことになります。
本講座では、業と輪廻の思想が成立する以前の、古代インドの死生観から出発し、それがヴェーダ文化の中でどのように現れてくるのかを概観します。
さらに、それが修道上の課題として哲学的に体系化されていく過程を、『ヨーガ・スートラ』など後代の哲学文献を通して見ていきます。
そして、この業と輪廻の問題を実践的に解決しようとする一つの試みとして、『バガヴァッド・ギーター』の思想を紹介します。
タイムテーブル 19:30~20:30 講義 20:30~20:40 休憩10分 20:40~21:00 続きの講義(休憩なし)21:00~21:30 質疑応答
講師:金菱 哲宏(かなびし あきひろ)師 大阪大学、立命館大学、各種ヨーガ教室などでインド哲学、ヨーガ、瞑想を指導。

金菱先生の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
金菱先生の昨年の講座 切り抜き動画です(梵我一如の発生と発展 「一元論と二元論のはざまで」)
問い合わせ先:080-5641-1076 加藤(毎日21時まで)