2025年10月5日(日)14時~16時(50名まで)1名2,000円 アーカイブ提供10月31日(金)までご覧いただけます。
お申し込みは下記をご覧ください(下までスクロールしてください)
【講師】川村悠人(かわむら ゆうと)氏(広島大学大学院教授)

古代インドの大叙事詩『マハーバーラタ』。そこには数多くの戦士たちが登場して、死闘を繰り広げます。名場面も少なくありません。カルナ vs. アルジュナ戦は叙事詩のクライマックと言えるでしょう。
戦士たちが使う代表的な武器は弓矢や槍ですが、とくに優れた力をもつ戦士たちは、弓矢などといった人間の武器に加えて、神々の武器(神器)も所持し、状況に応じて神器を発動します。通常の武器に比べて神器類の力は絶大で、一発で形勢が逆転することもあります。
そのような神器類を、戦士たちは神々またはバラモン(インドの聖職者階級)のもとで授かっています。ただし、単に授かるだけでは神器を使用することはできません。戦士たちは神々やバラモンのもとで神器のしかるべき用い方を習得するのです。
神器を保持しておく方法、神器を呼び出す方法、神器を使用するときに使う呪文、神器の放ち方、相手の神器に対抗する方法など、実にさまざまな学習項目があります。一度発動した神器を自らのもとに引き戻す方法もあり、これができないと神器マスターとは言えません。
本講座では、戦士たちが神器類を習得する場面や実際に使用する場面を取りあげて、彼らが一体どのような神器術を学び、体得しているのかを明らかにできればと思います。そこから、古代インドの英雄像というものにも迫っていければと考えています。
『マハーバーラタ』は巨大な大宇宙であり、一人で探索するのには限界があります。質疑応答の時間もたっぷりとって、参加者の皆様とともにこの大叙事詩のさまざまな側面を発掘していければと思います。
【講師紹介】川村悠人(かわむら ゆうと)先生: 広島大学大学院人間社会科学研究科教授。サンスクリット文法学やサンスクリット文学をご専門とされています。

川村先生の過去講座1 川村先生の過去講座2 川村先生の過去講座3
2025年8月7日(木)正午より受付開始いたします。メールでお申し込みください。50名を定員とさせていただきます。申し込み締め切りは講座の前日、10月4日(土)の20時まで。ただし、満員になり次第締め切ります。お申し込みはメールに「マハーバーラタ神器講座3受講希望」とタイトルをつけて1)お名前 2)携帯のお電話番号 3)連絡先メールアドレス をご記入し、メール送信してください。折り返し、お振込み口座などのご案内を送ります。開講直前にお申し込みの方は、後払いで結構です。
受付メールアドレス tennyodo※ac.auone-net.jp(仏教サロン京都)※を@に変えてください。
問い合わせ先:080-5641-1076 加藤(毎日21時まで)