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2022-12-03

あなたは誰の子?インド大叙事詩『マハーバーラタ』×古典ヒンドゥー家族法

インド大叙事詩『マハーバーラタ』に見られる家族についての複雑な問題を、古典ヒンドゥー法学の観点から考察する。
2023年2月19日(日)14:00~16:00 ※当初オンライン・対面のハイブリッド講座の予定でしたが、コロナ情勢を鑑み、完全オンラインに変更になりました。(限定30名)
なお、オンラインは当日配信のみでアーカイブ受講はできません。
受講料1名:2,000円

要旨:インドを代表する大叙事詩『マハーバーラタ』は、映画やゲームなどを通して近年日本でも注目を集めつつあります。勇猛なアルジュナ、悲劇のカルナなど … 運命にもてあそばれ自らの正義感とのジレンマに苦悩する登場人物たちの姿は、人々を単に魅力するだけでなく、教訓として人生の指針をも与えてきました。ところで、南アジアの伝統的な法律学者たちにとってはこれらの英雄たちの出自や家族関係は悩みの種でもありました。『マハーバーラタ』で活躍する英雄たちの多くは正式な夫婦から生まれたわけではなかったからです。彼らは母親が行きずりの神々や仙人との間にもうけた子供であるなど、当時の世間での良識からからは「特殊」な出自をもっていました。なぜ神々から生まれた子供たち(パーンダヴァ5兄弟)はパーンドゥ王(母であるクンティーの夫)の相続者となれたのか?—このような子供・家族をめぐる法律問題を古典ヒンドゥー法の観点から考えることを通して、『マハーバーラタ』を深く味わう材料を提供するとともに、古典インド文化の一端に皆さんとともに迫りたいと思います。

当日のタイムテーブル(予定)14:00~15:00 谷口氏による講演 15:00~15:10 休憩 15:10~15:30 髙橋氏によるコメントと対談 15:30~16:00 質疑応答

カルナとアルジュナの戦闘(中央左)アビマンニュによる進撃(中央右) (カルナータカ州ケーダレシュワル寺院)

講師:谷口力光(たにぐち ちかみつ)氏(東京大学人文社会系研究科 博士課程所属,日本学術振興会特別研究員,DC2)

講師の詳しいプロフィールはこちら

コメンテーター 髙橋健二(たかはし けんじ)氏 東京大学大学院人文社会系研究科助教

講師の詳しいプロフィールはこちら

お申し込み方法

メールでお申し込みください。締め切りは講座前日の2月18日(土)の20時までとさせていただきます。メールに「マハーバーラタ講座 オンライン受講希望」とタイトルをつけて、1)お名前 2)携帯のお電話番号 3)メールアドレス をご記入し、メール送信してください。折り返し、仏教サロン京都よりお振込みのご案内を送ります。開講直前にお申し込みの方は、後払いで結構です。

受付メールアドレス tennyodo※ac.auone-net.jp(仏教サロン京都)※を@に変えてください。

問い合わせ先:080-5641-1076 加藤(毎日21時まで)

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